─激愛─
「凜、そろそろ送ってくぞ。」







そう言って、先生は私の荷物を手に取り車に入れた。








本当は先生ともっといたかったけれど、先生なだけあって忙しいのはさすがに私も知っていたから迷惑を掛けずまいと家に帰ることにした。








車に乗り込むと、先生は無言で運転し始めたので私は暇だったので車内を見ることにした。








─────あ…、これなんだろ…?







そう思って、足元に落ちていた袋の中を見ると口紅やつけまつ毛などの化粧品が数個入っていた。








これ、まさか先生が使ってるわけじゃないよね…。なんて引き気味に考えていると、やっぱり「浮気」という二文字が頭に浮かんでしまった。
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