─激愛─
「優希のこと、好き。」







いつの間にか告白をして付き合ってて…、共に笑いあってたんだ。









一緒に学校に行って、一緒に授業を受けて、一緒にお弁当を食べて、一緒に帰って…。








何もかもが過去の思い出。








俺は…、大好きな優希を…置き去りにしてしまったんだ…。








裏切ってしまったんだ…。








それだけで胸が苦しくってこの世に生きてるのも辛くなった。









「スッ…───」








ああ、また増えた。







無数のカッターで刻んだ傷。
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