IZIME

「俺、今受験生だからさ…もうすぐ夏休みでこれから忙しくなるしな…」

こんなんでも大学付属の高校
狙ってるからさ、とシンさんは言った


「それに、ダンスも続けたいし。今の状況で恋愛なんてさすがに俺には無理だ。あの子には悪いけど…」

「シンさん…」


そうだったんだ…
シンさんの言葉に私は何も言えなくなった


ただ単にユイを振ったわけじゃ
なかったんだ


シンさんはすごい


ユイのことも
自分のことも


ちゃんと考えてる

< 112 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop