あの時とこれからの日常
「え?黒崎先生の姫君って、え?昨日デートで…ええッ!?」

黒崎先生の姫君は立花先生で

立花先生の指輪の贈り主は、黒崎先生!?

食堂に響く園田の絶叫に、思わず

「しー。園田先生声大きい」

「す、すみません」

でも、今世紀一の驚きだ

「え、え。立花先生、喧嘩私のせいですよね?謝りますよ、私」

知らなかったと言え、思いっきり彼女に相談してたとか

笑えるようで、まったく笑えない

「大丈夫。別に怒っていないからさ、私もあっちも」

海斗が怒るのは、しるふが他の男に誘われたときだけだ

食後の緑茶をゆっくりと飲みながら、涼しげな顔でしるふが告げる

「そうは思えないんですけど…」

黒崎先生明らかに怒ってたし

「怒ってないよ、あれは。ただ会話が面倒臭くなったから強制終了しただけ」

まあ、あとで文句の一つや二つ頂くかもしれないが

今日は海斗に背を向けないようにしよう、といつもあの長身に

すっぽりと治められる自分を思ってしるふは心に誓う
< 119 / 316 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop