あの時とこれからの日常
「別に甘いものを真っ向から否定してるわけじゃないんだ、文句を言われる筋合いはない」

一瞥もくれず、さらりと答える海斗に、しるふも全く気にしていないようだ

隣に居るから嫌でも聞こえているだろうに

「こんなにおいしいのにー。一回食べていたらどうです?実は案外いけたりするかもしれませんよ?」

「無理だよ、園ちゃん」

そう言ったのは、しるふだ

「これでもね、結構努力して克服させようとしてるだ。でも、3年頑張ったけどこれっぽっちも進歩なし」

そろそろ諦めたんだ

これは、やっぱり倦怠期ってやつだろうか

しるふの発言を聞きながら、莉彩は一人眉を寄せる

放っておいたら知らないうちに別れて

それでもひょうひょうとしているなんていう事態が発生しそうだ

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