もし僕がロボットになっても
そして潤平は、自分自身のだめなところをさらけだすように言った。

「お前のその一貫性のないなにもやりとげたことないところが嫌い。」

「相変わらず自己中心的だね。君はそんなんだから風俗嬢なんだよ。風俗ににげたのはお前だろ。」

こんな言葉の罵倒をさらに激しく繰り返した。全部僕が悪いのに。

こうすることで潤平は他人をこき下ろし、自分の欠点をみなくてすむのだ。
これが、自己愛性人格障害だった。
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