三次元男子、攻略法。

「あのさ、なんていうかその・・・・・男を落とす方法と言えば・・・・・?」




そう言ったあたしに目を見開いた莉緒ねぇは、




「なにあんた、現実男子に好きな人でもできたの?」




信じられない、とでも言いたげな表情で言った。




「まぁ、いろいろ訳ありというかなんというか・・・・・」




モゴモゴと口ごもるあたしに、




「男を落とす方法、そんなの決まってるじゃない」




と言って不敵な笑みを浮かべる。




「な、なに!?」




「色仕掛け」




「ごめん、莉緒ねぇに聞いたあたしがバカだった」




そうだ、莉緒ねえはその持前の美しさと色気をを武器に男を落としてるんだった。

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