秘密のお姫様【完】

☆出発と到着☆

ーーー瑠奈sideーーー



………なんで美那と莉麻の2人は苦笑いをしてるのかなぁ⁇





……っていうか、他の人たちにバレてないかな⁇





うーん、大丈夫なんだろうか……。





うぅ……なんかめちゃくちゃ不安になってきたよぅ………。





「瑠奈何で1人で百面相してるの⁇」




「ちょっと、美少女が台無しじゃないの」




1人で考えてたら、2人に何と突っ込んだらいいのか分からないくらいに酷い事を言われました。





……そうですか、そんなにあたしの顔は酷いですか。





良いですよ、そんなの始めから知ってた事ですから。





「……瑠奈、大丈夫⁇頭でも打った⁇」




「……長年幼なじみやってるけど、流石に心配になってくるわ。ここまでくると」





「……へ⁇」





なんだか今度は2人に猛烈に心配され始めたよあたし。





「気付いてないのね、流石鈍感。あんたの心の声がだだ漏れになってたのよ」




まったく……。見てて怖かったんだから。と莉麻に言われる。