【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「悪い悪い!忘れてたわ!」


「多めに見てよね大和!」


あ…ひろくんとさっちゃんの声…


懐かしいなぁ。


私はひっそりと空き部屋に隠れながら耳を澄ましていた。


「弘さん、さゆりさんお帰り」


「おう、蓮司!悪りぃな急に!」


「ごめんねぇ、蓮〜。」


「いいっすよ。んなとこ居ないで上がってください」


「お〜弘、さゆりお帰り〜!」


つーくんの声が聞こえてきた。
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