【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
中に入ると部屋にあるのは一人用ソファと二人用くらいのソファー。


そして神鬼の旗が壁に大きく掲げてあり、部屋は全体的に殺風景だった。


一人用のソファーには…総長と思われる人物が座っていた。


「座れよ」


私から目を逸らすこともなく、ずっと見据えていた。


大人しく向かいに座ると、


「お前が雨宮美怜か。」


「はい。今日は頼みたいことがあって来ました。」


「まずは俺の名前知ってもらおうか。

俺は紅林 斗真-クレバヤシ トウマ-。

斗真でいいから。」


と眈々と斗真は話していった。
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