【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「そ。俺の名前は円堂秋人-エンドウ アキト-。

まぁ幹部ってとこかな。こっち。」


そう言うと秋人さんは二階へ上がって行く。


ここ…本当にただの倉庫って感じ。


狼王にある温かみとか全然ない…。


倉庫の周りを見渡しているうちに一つの扉の前に着いた。


「ここ。こっから先は1人で行ってくれる?

総長今ご機嫌斜めだからね。

とばっちり受けたくないし?」


そういうことか。まぁ、一人の方が都合いいかな。


「わかりました。ここまでありがとうございました。」


お礼を言って扉をノックした。


すると扉の向こうから、


「入れ。」


一言だけ言われた。
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