【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
そして。


「何でだよ!蓮!」


「僕たち幹部だよ?!」


はる、慧人が声を荒げる。


「幹部でも…16は16だ。

留守番してろ。

鬼神の時に十分闘ったろ?

だから待ってろ。

狼王に誰もいないと困るだろ?

おいお前ら。

俺はお前達を頼りにしてるし、信頼してる。

けど今回の闘いは違うんだ。

命を落とすかもしれねぇ。

まだガキのお前らをそんな目に俺は合わせたくねぇ。

次世代のお前らがいなくなったら狼王無くなんだろ?

これは総長命令だ。

………な?」


皆、納得したような不満そうな顔をしていた。

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