ナンパ男との恋【番外編】

「悪かったな・・・」


そう言うと

ようやく
いつもの輝樹に戻った。


「私が大人になると嫌・・?」


「んなわけねぇだろ。
ただ、俺が
どんどん心が狭くなってるだけ。
頼むから 他の男にいくなよ?」



「いくわけないじゃん・・・・」



そんな事言うなら

浮気し放題だった輝樹の方が

何倍も心配なんだけど・・・


今・・あんなに浮気されたら

私は きっと


輝樹を どこかに
閉じ込めてしまうかもしれない。


誰にも見つからないように

誰にも触れさせないように。



だから・・・



私は・・・まだまだ
子供なんだよ。


私なら きっと

輝樹に 閉じ込めていい?なんて
聞かないもの。


輝樹の事に関してだけは

大人になる日はこないような気がする・・・





< 197 / 218 >

この作品をシェア

pagetop