ピンクの海と紫な空
女の子は複雑な造りをしているみたいです。
あー…


何時間たっただろう

確実に、何回かチャイムを聞いた


お腹もすいた…昼…っても、食べる気になれなかった

ケータイも無い
財布も

全部教室だ。
しかも俺はジャージだ。


固くて冷たいゴム製の床に寝っ転がる…


俺…
恋してる…かも


嘘ー…何この苦しい感じ?!


胸がかゆい。やり場の無い気持ち…



ヤバい。誰かにあいてぇ…



この苦々しいトゲトゲしい気持ちを、濁したい



…帰ろ……



俺はひょいっと立ち上がり階段を下りた
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