ケチャップのないオムライス【短編】


“離婚”
それが必然になる関係だったと思う。


私が貴史について知ったことは、


ひとりの時間が無いと駄目なこと。

干渉し合うのを嫌うこと。



私の事が嫌いではないが、特別好きな訳ではないこと。



それに気づいていながら気づかないフリを貫いた。
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