ケチャップのないオムライス【短編】


千春は私の親友だった。

高校で出会い、同じ大学に進み、就職してからも頻繁に連絡を取り、会っていた。



ある日
千春の家で晩御飯を御馳走になったあと、
千春は私にこう切り出した。



「ねぇ、私もう二十五だしさ、


そろそろ結婚とかしてもいいかな?」


と。
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