呪信メール
「だからぁ~、俺にぶつかった後で、そのまま何かに追われてるみたいに、脅えて車道に飛び出したんだってば」


「何それ?」


「誰かに追いかけられてたの?」



「イヤ……それがそうでもないみたいなんだけど」



「ふ~ん。ねぇ、そんなことより何飲むの?」


美知が道裕の話の腰を折った。

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