呪信メール
「ごめぇ~~~~ん」


ちょうどそのタイミングで、道裕が登場するなり、手を顔の前で合わせて謝る。



「もう、遅いよ~」


美知が睨んだ。


「ごめんごめん。それよりすぐそこで、俺にぶつかったヤツが、そのまま車道に飛び出してトラックに轢かれちゃってさぁ」


「は? 何それ? ぶつかって飛び出して……? 意味分かんないよ」


美知が顔をしかめた。
< 118 / 495 >

この作品をシェア

pagetop