呪信メール
「薄い影?」



「ああ、女の形の薄い影だ」



「で?」



「それが乗り込んできた後、エレベーターはまた七階まで上がってなぁ、ドアが開くとその影は降りていった」



「影ですか……」


柴田は観てもいない映像を想像して、背筋に寒気を感じた。
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