呪信メール
「俺たちは?」


曽根が松田を見る。



いつの間にか松田をリーダーのように思っていて、指示を仰いでいるらしい。



「そうですねぇ、昨日に引き続き、インターネットで呪われた携帯電話の体験者探しと、例の掲示板のチェック。あと昨日チャットで話をしたユウニャさんともコンタクトを取ってみて下さい」




「分かった」




「後は……」



「まだ何か?」



「いや……。ちょっと伊藤堅剛っていう人のことが引っかかってるんですが……」
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