呪信メール
「ちょっと待ってください」


「え?」


若菜が驚いた顔をする。



「僕も一昨日から京都に取材で行ってまして、自分で車を運転して帰って来たのが、昨夜遅い時間だったので、本当は午後からにしてほしかったんですけど……」


「そうなんですか?」



「まったくあの編集長は……」


「じゃあ明日からは、集合はお昼からにしましょう」


若菜は笑顔で言った。

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