私の中のもう一人の“わたし” ~多重人格者の恋~
間もなくしてトレーに冷たい飲み物を乗せて加奈子さんが居間に戻って来た。
「手伝わなくていいって。かえって邪魔だって言われちゃったわ」
そんな事を言い、加奈子さんは大輔さんの隣にちょこんと腰を降ろした。
「加奈子さん、料理はあまり得意じゃないですもんね?」
「言わないで。今必死で勉強してるところなんだから……」
改めてお二人を見ると、なんか、すっごくいい感じ。加奈子さんは見た目が若い事もあって、あまり大輔さんとの年の差を感じない。そして何より、お二人からは互いに想い合ってるというオーラがビシバシ出てると思う。
「はあ~」
いいなあ。思わずため息を漏らす私だった。
その後、お二人の馴れ初めなんかを聞きながら、そのドラマチックなお話に私は何度もため息をつき、「素敵……」を連発していた。その度に横の剛史さんが機嫌を悪くしていったらしいけど、その時の私は全く気付かなかった。
「手伝わなくていいって。かえって邪魔だって言われちゃったわ」
そんな事を言い、加奈子さんは大輔さんの隣にちょこんと腰を降ろした。
「加奈子さん、料理はあまり得意じゃないですもんね?」
「言わないで。今必死で勉強してるところなんだから……」
改めてお二人を見ると、なんか、すっごくいい感じ。加奈子さんは見た目が若い事もあって、あまり大輔さんとの年の差を感じない。そして何より、お二人からは互いに想い合ってるというオーラがビシバシ出てると思う。
「はあ~」
いいなあ。思わずため息を漏らす私だった。
その後、お二人の馴れ初めなんかを聞きながら、そのドラマチックなお話に私は何度もため息をつき、「素敵……」を連発していた。その度に横の剛史さんが機嫌を悪くしていったらしいけど、その時の私は全く気付かなかった。