電車であった彼女
「えっ?」


僕の言葉が聞こえたのかレナは足を止めた。


レナが足を止めたために僕はレナに追い付くことが出来た。


またレナが僕から離れないように後ろからレナの肩に手を置いた。


「はぁーはぁー…なんで逃げる…んだ、よ」


今までに走ったことのない速さで走ったために詰まり詰まりに言葉を発する。


一方、レナは泣きながら、


「だって…」


そう言いながら嗚咽をはいていた。


「だって…なに?」


僕はなるべく優しい声で聞いた。


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