サイコーに不機嫌なお姫様。



「ん……」



唇を噛み締めて、必死で声を抑えるなお。



もっと開放的になればいいのに……



「今日は最後までしない。でも、なおがほしかったら言って?」



なんて意地悪な俺。なおちゃんの弱い部分なんて知り尽くしてる俺は徹底的に攻める。



「やっ……」



体をねじらせて逃げていくなおを捕まえて一言。



「嫌? やめる?」


「〜〜っ! バカ! 私に言わせたくてわざとしてるでしょ?」



あ、ばれてた?



「絶っっ対! 言わないっ!!」



なおの言葉に完全に火がついた俺。


絶っっ対!!
言わせてやる!!



とことん舌と指で攻めまくっているとなおの表情が……



「あっ……や……」



今まで見たことないくらいエロい……



やべ……俺のほうが止まらなそう。



「……も……ダメ。ほしい……」



なおの言葉が合図のように思いっきり深いキスをする俺。



マジでかわいい。色んななおの一面見ていきたいんだよ……



「おせーよ。言うの……」



――結局。


ただ抱き締めて寝るはずだった予定が、またまたなおを抱いてしまった。



一一本当に反省。



次は絶対にしない。




……多分。





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