サイコーに不機嫌なお姫様。
「でもさ……」
胸が痛い。ひかないとは言ったものの、やっぱり別れたいなんて言われたらへこむ。
「今日、ツッチーが店まで来てくれたことが嬉しいって思っている自分がいたんだよね」
「……へ?」
「ずっと考えていた。ツッチーは、いい奴だから私みたいな女と付き合うより、もっといい女の子がいるんじゃないかって」
そ……そんなことで悩んでたのかよ?
「付き合った経験なんてないし……何が普通とか分からなくて、自分を変えてまで彼氏なんていらないって思ってたけど……」
なおの瞳から……涙が零れた。
「変わらなくていいって言葉……一番嬉しい」
気が付いたらなおを抱き締めていた……
「……マジでビビらせんなよ」
なんて、ヒヤヒヤさせる告白。
そしてあり得ないくらい
「かわいいこと言うなよ。俺、泣きそう……」