王様&王子に買われました!?

不器用で―――

私は、ご主人様という人に無理やり引っ張られ車の中に入った。





ガチャ





入ると執事さんがすぐに、ドアをしめ逃げ出さないためか鍵をかけた。






「おい、実華・・・。」





「っへ?」





「っぷ、変な声。」






っむ、いきなり笑って変な声とか言うなんて失礼な奴。





今日からこいつがご主人さんなんて腹が立って仕方がない。






「ご主人さんじゃねえ。ご主人様だ。」





っつ・・・まるで心を読んだみたい。



私は、俯いた・・・こいつと話していると・・・抑えていたはずの怒りが溢れだしそうだ。




あまりにもうざいから。
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