王様&王子に買われました!?
車には、静かで気まずい空気が流れている。





沈黙はとっても重く、私はただこれから訪れる新生活にどう処理すればいいのか分からないままだった。






―――自分は売られたのだ。







この男の言う事を聞かなければならない・・・変なことをされないか不安があふれる。





でも、父はちゃんと笑えているかが不安だ。






自分が、我慢すれば父が笑えて過ごせるそう思えばずいぶん頑張ろうと思えるようにになる。それだけを心の支えにしながらこれから生きなくちゃいけない。





これから、一人なんだ。

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