私の旦那様は特殊捜査官
「琴美!」

病室に入ってきたのは、子供を抱いた、秀だった。


「・・・秀、私」

「…何も言わなくていい。今までよく頑張ってきたな」

そう言って微笑むと、私の頭を優しく撫でる秀。


「ママ、一杯ねんねして、元気になった?」

やっぱり、秀みたいに頭を優しく撫でながら、そう言う女の子。


「秀・・・」

「・・・どうした?」



「・・・その可愛い女の子、だあれ?」

「…琴美?」


「それに、…私のお腹の中に、赤ちゃんがいるの・・・

知らなかった…この子、誰の子?」


「・・・」

私の言葉に、驚いてる秀。

言葉が何も出てこない・・・


「結ちゃん、ママまだ目が覚めたばかりだから、

もう少し、休ませてあげようか」

目配せを受けた看護師が結と呼んだ女の子を、病室の外に連れ出した。


「…琴美」

秀の少し震えた声。

「・・・何?」

私は秀を見つめた。
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