あなたを好きにはなりたくないです…

俺たちはお揃いのピアスを付け水族館をでた。

タクシーに乗ってマンションに戻る。

そこまでは良かった。んだけど…

「ねぇ‼あたし和泉君の部屋行きたい‼」

と甘奈ちゃんが言い出す。

いゃ…まずいだろ…

「でも…さ…俺部屋汚いし…」

と遠回しで断るけど…

「大丈夫‼確か、24階だよね‼」

と言ってエレベーターの24を押す甘奈ちゃん…はぁ…頑張れ俺…

ロックを解除すると甘奈ちゃんはすぐドアを開ける。

「おっじゃましまぁす‼」

はぁ…なんで俺の部屋なのに緊張しねんだよ…

「甘奈」

俺は名前を呼び捨てで呼んだ。

少しでも意識してもらいたい…

「…ぇ⁇」

と甘奈が驚いて振り向く。

「付き合ってんのに、ちゃん付じゃ変だろ。それとも…まだ嫌か⁇」

と俺はだんだん自信をなくしていく…

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