幼なじみは年の差7歳


アイコはじっと美和を見つめ、そして笑う。


「あんな女、潰してやる」


尋常じゃないその笑みに美和はまだ気付いていない。



「もしもし、トオル?
ちょっとお願いがあるんだけど……」




……。


電話を切り、アイコはまた笑う。



「楽しみね、山寺美和ちゃん。
あなたの笑顔、奪ってあげる」



クスクスと遠くの美和を見る。


麻実たちと楽しげに笑う美和は、アイコに気付いていない。
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