私と兄の関係
雅人も由梨も拝んでる。

由梨は、花をいけてくれた。

俺は、嬉しかった……

ちゃんと俺の好きな花を覚えててくれてた事。

それだけで嬉しかった……

雅人は、ちゃんと由梨との事を話してくれた。

雅人は、真面目だもんな。

雅人は、下に降りた。

由梨は、突然俺のお墓の前でしゃがみ込んで泣いた。

やっぱ俺のせいだよな……

「由梨……」

俺は、届くわけないのに言った。

すると由梨は、泣くのをやめて後ろを振り返った。

そして言った。

「お兄ちゃん……?」

えっ、由梨俺の姿見えるのか?

すげぇ……

ってそんな事、考えてるんじゃなかったな。

由梨は、突然俺に抱きしめた。

でも、それは通り抜けた。

ごめんな……

「由梨、ごめんな……あの約束、守れなくて……」

俺は、ずっと由梨に言いたかった言葉を言った。

「何でお兄ちゃんが謝るの? 謝るのは、私の方だよ。私のせいでごめんね……私の事、許してくれるの? 」

由梨、そんなに謝るなよ……

由梨は、悪くないから。

それに俺は、一度も由梨を恨んだりしない。

だって俺は、由梨を守れてよかったって思うから。

それに俺は、由梨の事大好きだから。

「由梨は、何も悪くない……だから自分を責めるなよ。それに俺、一度も由梨を恨んだことない。だから安心して……それとこれ付けてるから。ペンダントと手紙、ありがとな。手紙も読んだよ。由梨も俺があげたネックレス、毎日付けてくれてるんだな。ありがとな」

俺は、言った。
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