私と兄の関係
祭りに行ったらすごい人が多かった。

「それにしてもすげぇ人多いな。男同士で行くのって虚しいな」

陽介が言った。

「そうだよな。でも、俺等暇だしちょうどいいよな。俺と陽介ってやっぱ気合うな」

「だよな。まぁ、めいいっぱい楽しもうぜ」

俺と陽介は、2人で屋台を回った。

「おーい、陽介?」

突然、立ち止まってる陽介に声かけた。

「ああ、悪りぃ。俺の妹が男と仲良く歩いてるの見てしまったから・・・・・・」

陽介は、寂しそうに言った。

「そっか・・・・・・今日は、男同士だし普段話せない事言おうぜ」

「おお。健斗、ありがとな」

陽介が言った。

俺と陽介は、屋台を歩いていた。

あっ、あれは由梨。

しかも雅人と手繋いでる?

もしかしてくっついたのかな?

俺は、立ち止っていた。

「健斗?」

さっきの逆で陽介が俺に声かける。

「ああ、ごめん・・・・・・俺も妹と俺の親友が手繋いでる所見てさ。それでもうくっついたのかなって思って・・・・・・」

「なぁ、俺等もう振られるんじゃない? だから合コンしようぜ」

突然、陽介が言った。

合コン?

「いや、合コンはいいよ。陽介は、もう妹の事はいいのか?」

俺は、陽介に聞いた。

「ああ、もういいよ。俺は、新しい恋を見つける。だから健斗も新しい恋見つけたらいいと思って・・・・・・余計なお世話だよな?」

新しい恋か・・・・・・

新しい恋見つけたら俺は、由梨と雅人を見ても何とも思わない。

いい加減、由梨を諦めないとな。

「ああ。俺、新しい恋見つけるよ。だから合コン一緒にしようぜ」

「本当にいいのか?」

「ああ。俺も新しい恋見つけたいし」

「じゃあ、決定な。じゃあ、来週あたり設定しとくな。また、教えるな」

陽介が言った。

これでいい・・・・・・

合コンで新しい恋を見つければいい・・・・・・

俺は、そう思ってた。
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