私と兄の関係
「早く健斗の好きな人に会いたいな~。健斗がそこまで好きなんだから可愛くて優しい子なんだよね」

「おお、そうだよ」

俺は、ニコッと笑いながら言った。

「じゃあ、映画館行こ」

「おお」

俺と麗華は、映画館に行こうとした。

ドサッ

何か音がした。

俺と麗華は、振り返った。

俺は、驚いた。

何故ならそこには、こけた由梨が居たから。

何で由梨がここに?

「お兄ちゃん……」

由梨が言った。

「何で由梨がここに?」

俺は、冷静に由梨に聞いて見た。

「ちょっと本屋に寄っててたまたま2人が居たから見てたの。でも、話し声は聞こえなかったから」

由梨が言った。

最悪……由梨に麗華と一緒に居る所を見られた。

由梨が家に居ると思って安心してたのに……

由梨は、何て思ったかな?

別に何とも思わないよな?

由梨は、雅人の事が好きだから。

俺は、由梨の足を見た。

よく見たら由梨は、足を怪我してた。

多分、さっきこけた時の。

手当てしてやらないと。

「由梨、怪我してるな。大丈夫か? ちょっと買ってくるな」

俺は、そう言って近くの薬局屋に行ってガーゼとか消毒液やバンソーコなどを見た。

俺は、どれにしようか迷ってた。

1番多く入ってるバンソーコと消毒液を買ってレジに並んだ。

会計を済まして外に出て由梨と麗華の所に戻った。

2人は、仲良く話していた。

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