【完】最強の男に寵愛された姫
でも、直ぐに遠くを見ながら話し出した。





「如月 玲は必死になってお前のことを探してるよ。寝る間も惜しんでな。だから、近々かもな・・ここに辿り着くのも。全てが終わる・・・。」





彼は悲しそうに目を細めた。





「全てが終わるって?」





聞いてはいけなかったかもしれない。





でも、聞かないといけない気もした。





「俺は総長のやり方は間違ってると思ってる。」





「はっ?総長って、陽翔さんでしょ?あんたが慕う人なんじゃないの?」





変だ・・彼の目は陽翔さんを恨んでいる。






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