【完】最強の男に寵愛された姫
そして、俺の人生は姫華で埋め尽くされた。





姫華を中心に回るようになった。





柊の家によく行くようになった。





俺のものにしたい。





他の奴に笑いかけないでほしい。





俺の傍を離れないでほしい。





彼氏でもないのに意味の分からない独占欲が心を支配した。





柊にも認めてもらい、姫華の過去も聞いた。





でも、躊躇っていたんだ。





俺がいる世界は綺麗とはお世辞でも言えない世界だ。





そんな世界に姫華を染めてもいいのだろうか。





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