恋心

新しい友達

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ♪

退屈な授業が次々と終わり、
やっと待ちに待ったお弁当の時間。


「やっとだあ〜〜!!疲れた〜〜〜〜!!」

大きく背伸びをして、お弁当を鞄から出す。


すると、一人の人がこっちに向かってきた。
「莉緒ちゃん!!一緒にお弁当食べない!?」

この前話しかけられた梨香ちゃんに話しかけられた。

「あ!!うん!!」
私もお弁当を食べる人がいなかったから、ちょうどよかった。


梨香と机をくっつけて弁当をひらく。

今日の弁当も美味しそう♪

そして美味しく弁当を食べていると、ある異変に気が付いた。
「あれ??そういえば梨香ちゃんがいつも一緒にいた子達は？今日は一緒にいないの？」
私はこの答えを聞いたあと、
質問した自分に後悔した。

梨香ちゃんは、うつむいて、黙ってしまった。

「どうしたの？何かあったの？」

そう言うと、梨香ちゃんは深く深呼吸をして、話し始めた。
「私ね、最近無視されてるんだ。理由は分かんないんだけど…」
梨香ちゃんは話を続けた。