お嬢様と5人の執事。
「弥生、今日からお前に新しい執事が五人仕える。お前がいつどこに嫁にでても

 いいようにな。今日、来るから挨拶しておけ」

「は、はい」

執事・・・

しかも五人。

花嫁修業かあ・・・・

もう、なんでこうなるの?

お父さんのばか。いつの間に執事なんか雇っちゃってんの。

一人がいいのに。


すると、インターホンが鳴った。

「来たな。」

げ。もう!?

お父さんはドアを開けた。

すると。

五人の執事がそこにはいた。

て・・・

この人達、まさかあの霧咲兄弟!?

なんでここに?

「おはようございます、旦那様。今日から仕えさせていただきますので

 よろしくお願いします」

「ああ。娘をよろしく頼む」

それだけ言って、お父さんは消えた。

ちょっと待ってよ。なんであの学校の超有名人が?

「あ、あの、よ、よろしく・・・」

とりあえず挨拶すると・・・


「てか、なんで同級生の執事な訳俺ら!?意味わかんねえ。」

「そう言われても・・・」


私も意味わからん。頭混乱中。聞きたいこといっぱいある。

「とりあえず・・・説明は後。ほら、皆。俺達の主に言う言葉があるでしょ。」

皆、しぶしぶこう言った。

「よろしくお願い致します、お嬢様」

こうして私と、霧咲兄弟の主従関係がスタートした・・・








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