ナツ恋。
新しい生活
ナツside



「ふぅ、着いたー」



見渡す限り田んぼや畑。



その合間に建っている民家や郵便局。



耳をつんざくほどの蝉の声。



おばあちゃん家はこの坂を登ったところにある。



あぁ、すごく懐かしいなぁ…ここに来るのは久々だ。



今日からここが私の暮らす町。



町と言っても、つい最近まで村だった所。



本当に何もない。



キャリーを引いて歩く私はちょっと浮いてるみたい。







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