男子校の秘密【BL】
本人は全く自覚がないが、その憧れの先輩を、幹仁は恋する乙女のように瞳をキラッキラ輝かせて見つめている。

それが幹仁の唇を奪った男、琉賀斉之(なおゆき。三年。名字は気合いで読んでください←)は、面白くない。

さっき邪魔されたのも思い出されて、余計にムカムカしてきた。

だから、

「天王寺、邪魔するな。俺と姫の大事なひとときを」

と言って、見せつけるように幹仁の肩を抱き寄せた。

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