涙のみちしるべ

1 瑠璃と俺


 1 瑠璃と俺


亜璃が俺たちと行動しなくなってから、俺と瑠璃は毎日のように

ケンカするようになった。

ちょっとした些細なことで。

ヒドイ時は別れまで考えた。

だけど、決して別れることはなかった。

お互い大好きだったから、愛し合っていたから。



ある日俺と瑠璃は、近くのショッピングモールに行った。

瑠璃も俺もたくさん買い物をした。

「璃空、タピオカ飲もっ!」

「いいよ。」

「じゃあ、璃空のおごりね。」

「え、、、。ま、いっか。いいよ。」

「やったーー!」

無邪気に笑う瑠璃はいちだんと可愛く見えた。

「ここだよ!今日朝TVでやってた。」

「ふ~ん。ま、入ろうぜ。」

「うん!」

あれ?亜璃?

入った瞬間亜璃に似た人を見かけた。

「どうしたの?璃空。」

「なんでもないよ。」

「そっか。」

「瑠璃は何がいい?」

「う~ん。ストロベリースムージーのタピオカ入り!」

「わかった。俺はタピオカミルクティーにしよう。」

『ご注文はお決まりになりましたか?』

「ストロベリースムージーのタピオカ入りを1つと

 タピオカミルクティー1つ。」

『かしこまりました!お会計560円と450円で1000円

 からになります!」

「高いな。」

「だって人気店だよ?高いさ!でも、ありがと!」

「そっか。どういたしまして。」


『お待たせしました!ストロベリースムージーのタピオカ入りと

 タピオカミルクティーになります。ありがとうございました。またお越し下さいませ』
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