学校一のモテ男といきなり同居
とりあえず付き合ってみた(フリ)
昼休みが終わり、午後の授業が始まる。



終わった頃、ミキオくんがウチのクラスにやってきた。



……ギクリ。



なんだか、嫌な予感。



「おーい、真央~。俺の真央~。ちょっとコッチ来いよ」



ぎぇっ!



俺の真央ってなんなの!?









ミキオくんの言葉を聞いたクラスの子たちが、ギョッとしてあたしの方を見ている。



あたしは廊下に飛びだし、ミキオくんをニラみつけた。



そして小声で話をする。



「必要最低限でお願いって言ったよね!?」



「他のヤツにも、俺が彼氏だって示しつけとかなきゃだし?」



あたしの耳に唇を近づけ、そう囁く。



ひっ……!



ぞわぞわする。



「普通に言ってよ!!」



「周りに聞こえるし」



そうだけど……。


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