学校一のモテ男といきなり同居
「とりあえず、毎朝迎えに行くよ。それでいい?」



「えぇっ!?そんなのいいよ。たまに話すぐらいにしよ」



「そんなんじゃバレるー。俺、付き合ったらベッタリだから」



「え……」



「朝、休み時間、昼休み、放課後……ずっと一緒なんだよなー」



そんなの、井上くんがウチに住むのと同じぐらい拷問だよ!



「いつもと違う付き合い方ってことで!あたし、そんなベッタリなんて無理だよ!」



「マジかよー。郁実先輩にバレてもしんねーぞ?」



「そのときは、そのときよ。とにかく、必要最低限の絡みでお願いします…」



「ほい」



ほいって、ホントにわかってる?










ミキオくんを置いて、あたしは先に教室に戻った。



なんだか面倒くさいことになっちゃったかも。



だけど、これで白雪さんから妬まれることは避けられそうだね。



ホッ……。



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