学校一のモテ男といきなり同居
その日は特に何事もなく終わり、友ちゃんと寄り道をしたあと18時頃に家に帰ってきた。



――ガチャッ。



わ!



家に入ろうとしたら、中から井上くんが出てきた。



しかもギターケースを背負っている。



「こんな時間から、どこに行くの?」



「練習~。今日は遅くなるから、先に寝てていーぞ」



「言われなくても先に寝るし!」



「だろーな。で、ミキオと付き合うって?」



「そーなの。思ったより優しいし、一緒にいて楽しいから……」



「…へぇ」


井上くんは、なにか言いたげにあたしを見つめる。







や…やばい。


やっぱり昨日の今日で、それは変だよね。


疑われてるのかも…。





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