学校一のモテ男といきなり同居
「ねえ……」



軽く体を離し、郁実を見上げる。




「……ん、どした?」




甘く見つめられて、ドキドキがハンパない。



あたし……決めた。



言うなら、今しかないよね……。











「あたしを、郁実のモノにしてください……」



「え……それって……」



郁実が驚くのも無理ないよね。



今まであれだけ拒否ってきたんだし。



「大好きだから……あたしの全部を、知って欲しい……ダメ、かな」



恥ずかしいし、何言ってんだろうって感じ。



「…………」



「郁実、どうして何も言わないの?……そっか、あたし……汚いもんね。ストーカーにも襲われかけたし、今日だって男の人に……」



そうだった。



他の男の人に触られたようなあたしを、郁実は受け入れられないのかもしれない。



そんなの、当然だよね……。



「ゴメン、あたし……」



繋いだ手から逃れようとしたら、郁実に抱きしめられた。





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