学校一のモテ男といきなり同居
コクンと頷くと、郁実がキュッと目を細める。



「マジで大好きだから」



「あたしも…」



郁実の瞳に、あたしがうつってるのがわかるぐらい近づいて…



軽く唇を交わす。



そして少し体を離して、嬉しそうにハニかむ。



もう…それだけで、あたしは郁実に夢中。



その存在もそうだけど、色んなしぐさや表情に、いつだって釘付け。









「どうしよう…めちゃくちゃ好きかも」



こんなことを、自分から言うなんて



…って思うけど、久々に会えた感動からか、つい口走る。



「そんなの、俺も…って、俺らずっと言ってそーだな。明日早いし…今日はもう寝るか」



ポンと頭に手を置かれ、頷くあたし。



郁実のことだから、甘~い雰囲気にもっていくのかと思えば、そうでもなかった。



急がなくても、これからはいつでも会えるもんね。



とりあえず今日は、



早く寝よう。



郁実がいた頃から変わっていない部屋に郁実を案内して、
  


あたしも、自分の部屋で寝ることにした。



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