溺愛協奏曲
「おっはよ~なんか枕が変わったせいか夜に何度か起きて寝つけなかった~」



「茜さん、おはようございまっす!」




「おはようっす!」



組員さんたちが深々と挨拶をする




「あっ茜ちゃんおはよう~寝不足?体のほうは大丈夫?」




「うん、大丈夫、全然平気~」




眠そうな目をこすりながら冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して




飲み干す姿はそれだけでとっても可愛い



「莉子ちゃ~ん、あたし朝食はパン派だからトーストとスクランブルエッグ


とカリカリベーコン、カフェオレでお願いね~」




「わかった~」




「茜さん、風呂今、誰も入ってないから大丈夫っすよ」




「ほんと~じゃあシャワー浴びてくる、朝御飯のほうよろしくね~着替え着替えっと!」




ピンクのスエットを着て走る姿は嘘のように元気で倒れた時が信じられないくらい元気だ




「しっかしこの間は焦ったっすよね~急にリビングで倒れたからビックリしたっすよ」




茜ちゃんの姿が見えなくなるとエプロン姿の恐そうな組員さんが驚いたような顔をして呟いた




「兄貴その場にいたんっすか?」



もう一人の若い20代の組員さんが身を乗り出すかのように聞いてきた



「おう、お茶出そうと思ってリビング行ったらソファに寝ててすげえ


苦しそうにしてたからこれはやばいと思ってよ~まじ焦った~なんてったって


大関組のお嬢さまだろ?なんかあったら大変だろ~が」



「本当っすね~でもよくなってよかったっすよ」



茜ちゃんリクエストのベーコンを焼きながらしみじみ思う



そっか・・・普段あんまり感じないけど茜ちゃんは大関組のお嬢様なんだよね



あまりにも茜ちゃんが可愛くていい子なので忘れてた・・・・



朝食を作り終え食堂に入るとすでに組員さんや組長さんも勢揃いしていた












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