溺愛協奏曲
「えっ・・・・龍音寺さんってあの龍音寺さんで間違いないですよね?」




「ふふっ・・・玲奈ちゃんって面白いね、たぶん君の思っている龍音寺で

間違いないと思うよ」




「や・・やっぱり!!」




意味不明な会話をする二人に頭の中は疑問符だらけ




なになに?龍音寺って慎ちゃんの苗字でしょ?



それがどうかしたの?




あたしは怪訝な表情を浮かべたまま玲奈ちゃんに疑問をぶつけた



だってなにがなんだか全然話が見えないんだもん



「玲奈ちゃん!龍音寺がどうかしたの?それって慎ちゃんの苗字でしょ?

なにがどうなっ「莉子ちゃん!!それ真面目に言ってるの?信じらんない


幼馴染なんでしょ?龍音寺って聞いてなんかピンと来ない?」




りゅ・・・龍音寺って聞いて・・・って



龍音寺・・・・龍音寺



あ・・・・っもしかして




「龍音寺ホテル・・・・?」




「そう!その龍音寺ホテル!!国内外にチェーン展開する一流ホテルで外国のセレブや


政治家はもちろんその国のトップも宿泊したことがあるという三つ星ホテルよ


最近はホテル業だけでなくファッション業界にも進出してきて今、経済界を賑わして


いるのが龍音寺ホテルの御曹司、龍音寺慎・・・彼がデザインした服はファッション



業界でも注目を浴びてて入手困難で予約待ちだそうよ!」




「も・・・もしかしてその御曹司とやらが・・・慎ちゃん・・だったりして?」





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