溺愛協奏曲
第7章
蓮side



大関 茜



俺よりひとつ年下の幼馴染



こいつの家も極道の家で関東№1の東條組ほどではないがこの辺りでは結構大きな組だ




家が比較的近いところにあったせいで年が近いせいもありすぐ仲がよくなり



遊ぶようになった



小さい頃から体が弱く喘息もちな茜は甘やかされて育ったこともあり



かなり我が儘な性格で女王様のようなやつだ



本当にお嬢という言葉がぴったりな奴だ




一年位前から軽井沢の別荘で療養中と聞いていたが・・・・・




正直、驚いた



なんで、ここに居るんだ




今日は莉子と初めてのデート




莉子とトラブルにならなければいいが・・・・・




そんな、思いが頭をかすめた




茜は体があまり丈夫なほうではないし極道の娘ということもあり女友達も


俺が知る限りほとんどいないんじゃないか?



妹のような幼馴染との突然の再会に戸惑う俺が居た
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