秘蜜の秘め事

第5章

どうして携帯電話の電源が切られていたんだろう?

真が眠った後、彼の腕から抜け出した。

ショルダーバッグに戻していた携帯電話を出した。

「うーん…」

カチカチと携帯電話を動かして動作の確認。

壊れてはいないようだ。

着信履歴を見てみると、
「うわぁ…」

真からの着信でいっぱいだった。

仕方ない、出なかったわたしもわたしである。

真からきた最後の着信の時間を確認。

21時40分か…。

ここで携帯電話の電源が切れたらしい。
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