秘蜜の秘め事
電池が切れたのかと思ったけど、3つ中1つが真っ黒になっているだけだった。

まだ2つ残っているから電池が切れた訳ではなさそうだ。

でも…どうして携帯電話の電源が切れたのだろう?

どこか調子でも悪かったのだろうか?

「考えても仕方ないか」

わたしは息を吐くと、携帯電話を閉じた。

「――んーっ…」

真の声が聞こえたので視線を向けると、彼は寝返りを打ったところだった。

わたしは真がいるベッドに歩み寄ると、腰を下ろした。
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